家庭協教師が教える理科の勉強克服方法

大学院在学中の 家庭教師 Aさんに、インタビューを行いました。

プロフィール

九州出身で、県内トップクラスの公立高校を卒業。旧帝大にAO入試で現役合格し、理学部で物理を学びました。現在は大学院で理論天文学を研究しています。バリバリの理系女子です。一方趣味の音楽にも精を出し、大学時代は部活でギターをやっていました。

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もともと理科は得意でしたか?

最初は、特に物理の成績が良いというわけではありませんでした。
むしろ国語や地理といった文系科目の方が成績はよく、数学は苦手という文系っぽい理系でした。
ただ高校時代の物理の先生方は面白い人が多かったです。先生方のおかげか、物理自体は好きでした。

2年生ぐらいまでは特に受験を意識していなかったので、あまり物理に絞った勉強はしていませんでした。

3年生になって、受験を意識し始めたときにようやく物理やその他教科の勉強に力を入れるようになりました、特に、受験する予定だったAO入試は物理が学力試験としてあったので、対策が必要でした。

具体的な克服方法やテクニックなど

物理はひたすら基礎を叩き込みました。主に使っていた参考書は、河合塾シリーズ「物理のエッセンス」です。

これは物理で使う基本的な法則や方程式を解説している本で、それに加えて簡単な練習問題もついています。

まず最初に覚えるべきことは「定義」です。電流やエネルギーといった物理量はどのような定義なのかをきちんと理解している人は意外といません。
定義がわかれば単位が理解できます。
単位を理解すれば、式の右辺・左辺の次元をチェックすることで計算ミスを防ぐことができます。

定義を覚えることは、法則や方程式を理解するベースにもなってくれます。
最初は定義や法則は覚えにくいかもしれません。練習問題がシンプルなので、解きながら覚えると良いです。

難関大学の問題も、これら基礎さえ覚えておけば6割は固いです。

私の場合は物理のエッセンスを3周し、それに加えて同じく河合塾シリーズの「良問の風」を1周しました。

同シリーズの「名門の森」は辞書として持っていましたが、ほとんど使いませんでした。

結果、成績や受験はどうなりましたか?

基礎を固めたことで、どのような問題でも安定して解答できるようになりました。

受験前には志望大の過去問をメインにしつつ同レベルの大学の過去問も解いていましたが、8割程度は解けるようになっていました。

私が受験したAO入試は、学力試験と面接からなっていました。
初日の学力試験は物理オンリーで、当時は力学、電磁気学、熱力学が出ました。
試験問題は半分以上は解答でき、分野によってはほとんど回答できたものもありました。
翌日の面接では学力試験でできなかった問題を聞かれるので、事前に試験問題を思い出せるだけ復習して挑みました。

なお、面接対策として学力試験直後に高校の物理の先生と電話とファックスで対策を行っていました。
面接でも問題の半分程度は解答しました。結果として、AO入試は合格しました。